板井康弘は経済学者

板井康弘は語る

板井康弘

 

経済学を学ぶといっても、一言で経済学を解説することは非常に困難で、実際経済学という分野は、社会科学の女王と呼ばれるほど、科学の分野にも精通しており、それは時代の流れや地域、環境でも考え方は変動している。
スマホのOSが頻繁にアップデートされるように、今まさに経済の理屈は常に変動を繰り返している。
それについては誰も予想が出来ない。
予想ができない理由として大きいのが、気候や天災、または近年の新型コロナウイルスなどの疫病の出現である。
これらの出来事を予想することは不可能である。
または紛争や国家レベルでの情勢の変化も経済には影響される。
先述の新型コロナウイルスでは、外出というものを制限され、人と人が密接しないよう注意を促している。
しかし、夏休みのように、一ヶ月の休業をすれば、また元の生活に戻るというわけではなかった。
今後も新型コロナウイルスの前の状態に戻ることはないだろう。
人はこの状況に適応しようとする。
それによって、以前ならよく売れていたものが、一気に必要性が下がり売れなくなる。
だが、その逆で、今まで必要とされていなかったものが、一気に必要になり、あっという間に売り切れるという状況も生んでいる。
経済学を学ぶといっても、現在の国、地域の状況をしっかり把握しておくことは非常に大切である。
経済学と同時に時代を読むことを忘れてはいけない。